都電沿い散歩 電柱のある景色

都電―東京の路面電車が荒川線だけになって35年。
最盛期に41系統あった都電は、181kmの区間が廃止された。
現存する荒川線は新宿区早稲田停留所から荒川区三ノ輪停留所まで12.2km。
この荒川線の路線沿いをデジカメ持って電柱撮影に行ってきました!!


都電の街、電柱の街。


早稲田=面影橋学習院下=鬼子母神前雑司が谷東池袋四町目=向原=大塚駅


(A)
出発は早稲田停留所。
乗車券は全区間・大人160円。
バスカードは使用でき、パスネットは不可。
パスモがそのうち使えるようになるらしい。
昼間は5分に1両の間隔で走っている。


(B)
早稲田停留所を出て一つ目の交差点。
片側2車線の大きい新目白通りの真ん中を都電が走る。
バスとも電車とも違い、見た目に愛嬌を感じる一両編成の都電。


都電の架線を支えるのはコンクリート製の電柱ではなく、格子状の鉄製の柱だ。
ビルの谷間の大通りを進む。


(C)
面影橋停留所を超えて、明治通りとの交差点で北へ向かう。
神田川に架かる橋を越えると豊島区に入る。
写真はツバキの花と都電。
2007年は暖冬だったのか、2月中旬に春を感じさせる。


(D)
撮影地点は学習院下停留所と鬼子母神前停留所間。
左後ろの高層ビルは池袋のサンシャイン60だ。
都電とセットで池袋を紹介するときに使われそうな構図だ。
鬼子母神前停留所に差し掛かる頃から、
大通り沿いを離れ車窓からの景色が変わってくる。
東池袋四丁目停留所を過ぎると、下町と呼ぶのだろうか。
細かい路地と立ち並ぶ古くからの住宅の間を抜ける。


(E)
電柱が街の雰囲気を構成する大きな要素になっていた。
雑然としているというのか、昭和の雰囲気というのか、
少し懐かしい感じがする。


来週は、大塚駅周辺から北に続きます。