電柱事故… エクアドルで直撃3名が死傷

先週末にまた電柱関連のニュースがありました。
YOMIURI ONLINE 07/02/17)『エクアドルの観光名所で電柱直撃2名死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070217i404.htm
記事によると、「垂れ下がっていた電話線が運行中の列車に引っかかり、引っ張られた電柱が列車に直撃、屋上座席の乗客2名が電柱の直撃を受けて死亡、1名負傷」。
(一部抜粋編集)
一部のテレビニュースでは、電話線の工事中に事故が発生したもので、工事を担当した電話会社から、事故のあった鉄道会社に工事の連絡は無かったという。
事故に遭われた方のご冥福及び快復を祈ります。


日本では、鉄道の線路を横断して架線される電線というものはレアケースだ。

この写真は都電沿いを散歩した時に撮影した電柱たちであるが(後日公開予定)
この場合、電線は線路を横断していない。
赤い矢印で示した2本の電柱をみると、
この2本の電柱は、線路を境に手前側と反対側に立っている。
そしてこの2本を結ぶのは、黄色の矢印で示した1本のワイヤー線だけ。
2本の電柱にかかる電線の引っ張る力バランスが崩れ、それぞれ線路と反対側へ傾斜している。


このように、線路を境界に電線が繋がっていないケースは日本の各地で見られる。


電柱愛好家のサイト「電柱」さんのメニュー28には「鉄道横断」事例が紹介されています。
http://homepage1.nifty.com/arahata/denchuu/
コーナーが作られるあたり、電線が線路を横断するケースの少なさが伺えます。
踏み切り分では比較的あるそうです。



エクアドルの事故で、電線が線路を横断するように垂れ下がっていたのかどうかはソースから確認はとれないが、弛んだ電線が引き起こした事故の代償はあまりに大きい。
万が一の事故を防ぐためにも電線はピッと張られるべきだという結論に達した。




そして東京電力のお客さま相談室からお返事が届きました!

質問は「地面に埋まっている電線の防水対策はどのような対策があるのでしょうか」

それに対して「地中に施設する電線(ケーブル)は、内部導体(電気が流れる部分)を絶縁体(電気を通しにくい性質を持つ物質)とシース(外層)にて覆っており、漏電しない構造となっております。また、万が一ケーブルが損傷を受けた場合でも電線および機器にアースを取り付けており、電気はアースを通じて大地へ流れることにより感電をしないように設備を構築しております。」原文そのまま(転載許可いただきました♪)です。

なるほど、確かに雨降るたびに電柱の電線で感電しまくりだったら大変なわけですね。
なわけで、それが地中に埋まったところで変わらないという理解でいいのかな。
なんて思ってます。


そしたら、川沿いの散歩道無電柱化も夢じゃない!?


それが本当に大丈夫か、もう一つの質問も同じく東京電力お客さま相談室にぶつけてみました!!
お返事は次回に〜