少しグロテスクな電線。その効果は…

あなたの身近な電柱が無くなったらどうなるのだろう、第6弾。
前回から首都圏のベッドタウン三鷹市武蔵野市の街に移動してます♪

見事な紅葉が彩っていた井の頭公園から吉祥寺通りに抜け、吉祥寺駅付近へ向かう。

この吉祥寺通りは、吉祥寺駅前にある井の頭通りとの交差点を先頭にいつも車が数珠繋ぎになっている。そんな混んだ幹線道路沿いの歩道を歩くぐらいなら、井の頭公園中央にかかる橋からマルイへ向かう小道の方が雰囲気のあるお店が多く、車は通らず安全でよっぽど気持ちがいい。
まぁ、人混みが苦手なもので、人混みを避けるか車通りを避けるか、といった気分で吉祥寺通りを選択。


そんな吉祥寺通り(吉祥寺駅近辺)は、よく見ると電柱が無い。もっと南(万助橋以南)にいけばあるかもしれないが、ここを通行する多くの人は電柱が無いことも気がついていないんだろうなと思われ。

歩道の電柱はけっこう「邪魔だね」と言われることがあると思う。実際に通行の邪魔している電柱はかなり見かけてきたからわかる。
でも、この通りは放置自転車がひどかったな。通行の邪魔になっているのは自転車だと思うよ。駅近くは自転車が集ってしまうだけに、放置も多いんだろうけどね。



なんてことを思いながら、井の頭通りの手前で路地を東へ入る。
駅徒歩3分ぐらいと思われる古くからの住宅街。
軽車両がギリギリ通行できるぐらいの狭い路地。電柱が登場♪
最近の電柱は表通りから裏通りへ移動していうようです。(メイン通りのゴミ集積所も裏通りに移動できればキレイだろな。駐輪場を作るとしたら、通り沿いじゃなくて少し入ったところが良さそうだなぁ)

中央右の電柱には、上のほう(2階建ての屋根の上)あたりに灰色のポリバケツみたいなものが添えられています。良く見ると表面はツルツルです。
東京電力の方に聞いたお話ですと、これは「景観配慮型」のトランスなんだそうで。
トランスとは変圧器のことで、高圧電線(電柱の一番高いところの電線)を低圧電線に電気の圧力を変える機械なんです。
景観配慮型というからには、配慮してない型(通常型)もあるんです。それは写真のようにギザギザがついているやつですね。

トランスはとても熱くなるらしいので、それを冷やすために空気に触れる面積を大きくしたのが、この通常のタイプなのです。
正直ツルツルにしたところで……、と思ってしまうのは私だけでしょうか(汗

なんでそんな機械が必要かと言うと、お家で使う電気の60倍ビリビリする電気が電線を流れているわけで(いわゆる一般的な電線、高圧電線ってやつ)、それをお家で使えるように電気を薄める機械なんです。

そんなことはさておき、この路地を少し進んでみると少々グロテスクな電線に遭遇いたしました。
心臓の弱い方は写真を大きくしないようにしてくださいね。

そしてさらに拡大版。
異様な光景です。

この電線は鳥避けなのでしょうけれども。
カラスやハトなどによる被害があるんでしょうね。。。